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20年をかけて独学で手に入れた、お笑い筋肉を使って書いています。

透明感という失敗

テレビに出ている人で、透明感で売れた人がいた。確かに見た目の可愛さとけがれのない、きれいな印象で透明感がすごかった。


しかし今考えると、透明感が出ていたということは、自分の色や深みや人間味が全く出ていなかったのだと思う。


女優は普段のしゃべりを聞かずに、見た目と作品だけで気に入るものだから、透明感で売るのが成立するが、一般人が会社や学校で売れるには絶対にしゃべれないといけない。見た目だけでは長期的に売れるのは不可能だ。


その女優も今は透明感売りはしていないと思うし、たくましさも出ている。当時が良かったなどと勝手なことを言う奴はいるだろうけど、いずれ自分の色を出さなければ忘れられるはずだ。なので成長して色が出るのは正解だと思う。


自分が働いている会社に、透明感売りに近いキャラをずっと続けている女性がいる。見た目は地味だが、男に受けるようにちゃんと清潔感や可愛さを保っている。


しかし売れているとは言い難い。他のいい女枠の人と比べると全然ダメだ。その差が何かと言うと、しゃべりの時に感情が全く入っていないことだ。


こっちがしゃべりかけると、相手は日本語を返そうとしてくる。しゃべるというのは言葉が返ってくればいいのではない。情報だけが行き交うスペック話でも残念なのに、日本語を返されただけで満足できるはずがない。


そんな話をしたら不幸になるだけだが、変えようとしないし、イケてますみたいな顔をしている。これが、どうにかして欲しいと一言でも言ってくれば、自分の実力を分かっているなと見直すのだが、そんなことはあり得ない。


以前に同じようなタイプの男もいたが、そいつも近い距離にいたのに自分を変えてほしいとは言ってこなかった。どうにもならないときに人に頼れるのも、立派な才能だと思っている。


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