楽しく生きるためのレベルアップブログ

20年をかけて独学で手に入れた、お笑い筋肉を使って書いています。

エピソードトーク

何にも分かっていなかった若い頃は、おもしろいエピソードトークを持っていたらいいのではないかと思っていた。経験談とか武勇伝とか〇〇の話というタイトルが付けられるような話を持っておくべきだと思っていた。


たしかに、おもしろいエピソードトークはあった方がいいが、新しく会う人にしか使えないと思う。職場で毎日のように顔を合わせる人には使えないし、エピソードトークをした時点で、会話は終わってしまう。また次のエピソードトークをするしかない。


それでは一瞬だけの会話になるので、学校や職場レベルですら売れるのは難しいと思う。


自分は高校時代からエピソードトークが苦手で、仲間内でも単発のボケだけをやっていた。自分で会話の流れを作れなかったので、3~4人で話していて流れとタイミングがきたらボケるという感じだった。


なので今もエピソードトークは持っていない。最近あったできごとの薄いやつを、話の導入でしゃべってスムーズに入れるようにするぐらいである。


では何をやっているのかと言うと、今の自分がやっているのはボケではない。ボケは話を続けるためのものではなく、終わらせるものなので、ボケた時点で、受けても受けなくても話は終わってしまう。


だから自分は生きトークを続けるために、相手の心理に刺さるようなワードや内容を、数秒ごとに言い続けている。これはお笑い筋肉がなくては絶対にできないことだ。たまたま上手くいったパターンは見たことがない。


これができればエピソードトークがなくても、生きトークができて、何の盛り上がりもない死にトークになるのは防げるが、1個だけ必要なものがある。


それは自分が心理に刺さるワードを言ったときに、理解してくれる相手だ。相手が全く分かってくれないと、自力ではどうすることもできず、不成立となってしまうのである。