笑いのレベルの上げ方実践編
笑いのレベルの上がった人や、上がってない人についていろいろ書いてきたが、上げ方の具体例には、あまり触れてこなかった。
実際のところ1番必要なのはこの部分だと思う。しかし教える側からすると、これを量産するのは、よっぽど分かっていないと駄目なので難しい。
外側の薄皮の部分の話をしても仕方がないので、内容を書きたいと思う。
具体例を挙げると、会社で後輩が左頬に傷を負っていた。目の下からアゴのラインに届きそうなぐらいの、長さの縦の切り傷である。
それを見たときに十字傷ではないけど、多くの人は「るろうに剣心」だと言っている。確かにパッと見てそう思うのだが、それは多くの人が言うと予想して、敢えて避けるべきだ。そのときの正解は「中華一番」の主人公の弟子のやつである。
一応テレビ放送されていたので、40歳ぐらいの人なら内容は知らなくても記憶ぐらいはある。そしてその主人公の弟子が右頬にかわいい十字傷をつけているのである。
そのときに相手がピンと来なくても、そのアニメの知名度や内容を説明することにより、生きた話をすることができる。逆に誰もが言う「るろうに剣心」ではハネるのは難しい。盛り上がらないからアニメの詳しい話をするしかない。
重要なのは誰もが言うから、これを言っても埋もれてしまうと気付き、狭いけども一応の知名度をもったものを選んで発言するということ。
この感覚を持っていれば、笑いに関しては、そんなに間違えずに生きていけると思っている。