緊急事態であぶり出しが可能

基本的にMはボケの人で、Ｓはツッコミの人が多い。ボケの方が自分の色が出やすいため、一瞬でイタいかどうかバレる。ツッコミは「わかる、わかる」的なことも多いので、イタかったとしてもバレないことがある。

逆にボケでしっかりしている人は、絶対に大丈夫だが、ツッコミはしっかりしていると思ってても、バレてないだけということがある。

それをあぶり出す方法が緊急事態である。それは仕事でのイレギュラーな動きから、新型ウイルスまで幅広い。

低レベルであれば、仕事でイレギュラーな動きがあっただけで、判断を間違ってしまう。このレベルだと普段から空気が読めるまで行っていないので、そもそも職場や学校で売れっ子ではない。

空気が読める人でも、人間関係で揉め事が起きたときは、本当なら信頼できる人間に頼んで解決してもらえばいいものを、いろんなところに手を回そうとして、大して濃い関係でもない人に頼みまくって、結果的に信頼できる人を怒らせてしまったりする。

規模を大きくして、新型ウイルスの段階になると、空気は読めますというレベルでは通用しないので、ほとんどの人が国やマスコミの言う通りに動いてしまう。

正しいようでいて、自分のことしか考えてないから、大勢の人が生きづらくなってしまう。国やマスコミに流されて、自分だけは真夏にマスクをつけてもいいだろうという自分勝手な判断が、いいイメージをつけたがる店や企業に広がって、真夏に外で働いている人でもマスクが外せなくなってしまう。

新型ウイルスに関してはＳとMが関係なくなるぐらい、多くの人が国やマスコミに流されてしまった。本来ならマスクをしたがらないのはMの人が多いと思うけど。

もう少し笑いのレベルが高ければ、新型ウイルス自体の感染は防げなかったとしても、無関係の人々が生きづらさを感じる世界にはならなかったと思っている。