やっぱり時間を忘れられるのは良い

何かの結果を出したり継続する上で、時間を忘れて取り組むのは重要である。しかし何をやれば時間を忘れられるかは、自分がどのようにできているかによると思う。

生まれつき、おもしろいものはおもしろいし、つまらないものはつまらないからだ。人から勧められて、知らなかったものを知ることはあっても、つまらないものはおもしろくならないのである。

自分のことだから簡単に分かりそうだが、本当に楽しいものは意外と分かっていない。体操選手だった人が辞めて、スキーのそり立つ壁みたいなところで勢いを付けて、宙返りとひねりの大技を決める競技に転向したと聞いたことがある。

その人は体操の演技の細かい完成度を磨くのが向いている人ではなくて、一発の大技を決めるのが向いている人だったのだと思う。だから技のやり方に共通点はあるけど、本当に好きなものかどうかでは大きな違いになってしまう。

フルマラソンはすごい長距離だと思うけど、数百㎞単位の超長距離がベストだという人もいるから、最初から自分が１番好きで得意なものには出会えないことが多いと思う。

だから時間を忘れられることを突き詰めるのは、自分探しの大きなヒントになると思っている。