20年ぶりの大ターニングポイント

現在の戦時中のような世の中のおかげで、20年ぶりに大ターニングポイントがやってきそうだ。もう変わらないと思っていたS流行りから、M流行りへの転換である。

そもそも今のS流行りは、女子高生がヤマンバみたいな格好をして、大人が「それはかわいくもエロくもないわ」と思った時ぐらいから始まった。2000年頃の事だと思う。

景気が悪くなればなるほど「下から行け」とか「お客様のために」という考えが強まるから、どんどんS流行りになっていく。それで景気が良くなればいいけど、ネットが普及することで本とか新聞などの情報は売れなくなって、一部のネットに強い人達だけが稼ぐことができた。

お笑い芸人と言えばボケが花形だったのに、ちゃんとしているということでツッコミが注目されるようになった。ツッコミに憧れる奴も増えたらしい。

そうなるとS流行りの終わらせ方がますます分からなくなる。基本的に善の行いなので批判した方が悪者になるからだ。しかし行き過ぎると窮屈で生きづらい世界になってしまう。正義の気持ちが強まるのを止めるのは、自分本位のM流行りを止めるより難しいと思う。

そんなS流行りを止める術は無いと思っていたときに、今の戦時中みたいな世の中になった。そうすると普通に生きるだけで尋常じゃないぐらい楽しくないから、他人本位などやっていられなくなる。そのため反動でもっと自分本位に生きるのがメインになると思う。ネットを使うことは変わらないが、Mでもネットに強い人はいるから、仕組みだけではない中身のパワーが伴ったものが求められるはずだ。

自分はネットには疎いが、Mのパワー感は満載だから、コロナ後の世界を生きるのには向いていると思う。Mなら誰でも良いわけではなく、考えて圧倒的な力を手に入れたMであれば、生きやすい世の中になるのではないかと考えている。