勉強する日々がやってきた
子供の頃や学生時代は、勉強や努力はやらされるものだと思っていた。宿題はちゃんとやっていたし、高校時代はテスト前に勉強もしていた。
しかし学びたいとは一度も思ったことがなくて、大人になったら尚更そうだと思っていた。
生きることをしっかり考えている人であれば、20代でもいろんなことを勉強したと思うが、自分は笑いのレベルアップしか考えていなかった。
23歳ぐらいで始めた船からの釣りは、金がかかる代わりに、知識や経験をあまり必要としないものだったので、勉強や努力の必要なく結果が出た。
26歳のときにある国家試験を受けて、3科目全てに合格するために勉強をしたときに、暗記物はひたすら書いて、自分で自分に問題を出して答えられるようになれば合格できると分かった。それと問題集の手垢の付き方を見れば受かる人が大体分かった。
それでも合格してしまえば、勉強はしなくなるし、そもそも自主的に学びたいとは思ってなかった。
31歳のときに金ではどうにもならない釣りに出会ったのが、自主的に学びたいと思った初めてのことだ。何となく生きてきたのと同様に、何となく釣りをしたら全く結果が出せなかった。
どこで釣れているというネットの情報に散々踊らされたりもしたが、結果は出なかった。それは株をギャンブル的に買って損をするのと同じだと思う。なので株を買うには、まだ調べることがあると思っている。
釣りや魚のことを理解しようとしなかったので、残念な結果に終わった。なので現在は釣りの勉強もしたいのだが、家から釣り場まで最短でも2時間半はかかるので、学べる状況ではないと判断している。
そんな中、今年になって稼ぐことを考えさせられるようになったので、ビジネスを始めた。知らないことばかりで難しいと思っているが、ついに本気で自主的な勉強をやる日がきたのである。
本を読んだりネットで調べたりして、まずは始めるための最低限の知識を吸収する必要があるが、それすらも自主的にやるのは初めてだった。何をやるかを決めないと始まらないから、いくつかを模索中だ。
その中で始め易いものから始めているが、釣りよりは上手くいくと思っている。何故ならやるべきことを毎日やって考えるというハードルが、片道2時間半のロングドライブよりは、かなり低くて現実的だからだ。
唯一自分の中で成功したと感じている笑いのレベルアップも、テレビやラジオがメインで家でも移動中でも笑いに触れることができたから、満足できるレベルまで到達したと思っている。
触れるためのハードルが低いことが一番重要だと思っている。なのでいつかは釣り場の近くに引っ越せたらいいなと願っている。